Nature in Kamakura

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市庁舎前のビオトープで生物調査

ビオトープ調査の画像

秋の花咲きトンボも飛来

 薄紫色のヨメナの花やジュズダマの実。体に目盛り模様のあるモノサシトンボが羽を休め、水中には今年生まれのヤゴがたくさん見つかりました。
 鎌倉市庁舎前のビオトープで、市と有志市民による生物調査が行われました=写真。ビオトープとはドイツ語で野生生物の生息環境の意。鎌倉産のメダカの保護・増殖池として元からあった池を、3年前に整備し直したものです。御成小の児童と共に近隣の扇川の草を植えるなどして、ビオトープに変身させました。
 現在はメダカの稚魚が泳ぐほか、トンボが多く飛来し、水辺の生き物のオアシスとなっています。市庁舎前の小さな池は、市と市民が共に自然を見つめるきっかけともなっています。
*2004年10月鎌倉朝日新聞掲載(一部変更)

小学生が二又川調査

二又川調査の画像

カニ、魚を追って水しぶき

 「見て、でっかいカニ捕まえた!」水しぶきを上げながら、次々と生き物を見つける子どもたち。川底を網ですくっては、ヤゴや巻貝を見つけて水槽へ。時間終了を告げられると、「もう終わり?」と残念そうな声も上がりました。
 7月中旬、西鎌倉小学校の5年生約100人が、鎌倉市環境政策課とともに、二又川の調査に取り組みました。
 二又川は、鎌倉広町緑地を水源とし、腰越の海・相模湾に注ぎます。お腹の吸盤で岩などに張りつき川を遡るヨシノボリという魚も見られ、子どもたちは、森と海をつなぐ川の自然の役割に思いを馳せていました。
 水質調査も一緒に行い、きれいな水であることを確認。さまざまな生き物がすむ身近な川の環境に、改めて目を向けていました。
*2004年8月鎌倉朝日新聞掲載(一部変更)

七里ガ浜で初夏の磯遊び

磯遊びの画像

カニや貝捕りに夢中の大潮

 海の潮が大きく引いた大潮の6月中旬。鎌倉市七里ガ浜や由比ガ浜の浜辺には多くの人が訪れ、初夏の磯遊びを楽しみました。
 普段は海中にある岩盤が、この大潮の時だけ顔を出す七里ガ浜では、潮だまりにハゼやウニ、カニなどが見られ、小さな水族館のよう。
 好天とあって親子連れなどがどっと訪れ、魚や貝探しに夢中のひとときを過ごしました。市民団体の観察会などもあり、海とふれあう絶好の日よりとなりました。
*2004年7月鎌倉朝日新聞掲載(一部変更)

鎌倉中央公園「エコパーク講座」で
森の手入れ

草刈りの画像

バッタやカエル見つけたよ

 大きくはびこった雑草を大人たちがカマで刈り、それを子どもたちが運ぶ連携プレーの森の手入れ。草が刈られ、すっきりした後にはバッタやヒキガエルなどが顔を出し、子どもたちは大喜び。「捕まえた、見て!」と歓声をあげていました。
 鎌倉市山崎にある鎌倉中央公園の森の手入れ講座が5月末に行われました。「こどもエコパーク」という連続講座の一環として行われたもので、親子ら40人ほどが参加。1時間余り、さわやかな汗を流しました。
 日当たりや風通しを良くして、森を育てるための大切な作業です。自然とふれあいながらの、楽しいボランティアのひとときでした。
*2004年7月鎌倉朝日新聞掲載(一部変更)

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