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タンポポの水車
●タンポポ調べをしてみよう!
春の野原に咲く、黄色いタンポポ。このタンポポには、日本に昔から生える種類と外国から来たものとがあることをご存知ですか?
一般的に、日本在来のタンポポは花の集まりを包む外側の苞片が反り返らず(写真左)、セイヨウタンポポは反り返ることが多い(写真右)といわれています。
ただし最近、在来のタンポポとセイヨウタンポポの雑種も見られるようになってきているそうです。雑種の総苞は中途半端に反り返るともいわれ、その違いを見分けるのは簡単ではありません。外来のタンポポにより、在来の生態系が乱されたり、その地で代々受け継がれてきた遺伝子が汚染されたりしてしまうのではと心配する声も聞かれます。
帰化植物は、それまであった植物の群落がこわされたところに侵入し、増えていきます。そのため、セイヨウタンポポが多いところは、環境の変化があったと推測する目安ともなります。
皆さんの家や学校の周りには、どんなタンポポが生えているでしょうか? 鎌倉では、まだ在来のタンポポも結構多く見つかるんですよ!
●タンポポで水車をつくろう
@タンポポの茎を取ります
A何回かに分けて裂きます
B反対側も同じように裂きます
C全体を水につけると、
裂いた先がくるくると反り返ります
D茎の中に細い棒を差し込んで、
出来上がり!