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チョウやバッタ、トンボとあそぼう

●虫の世界を覗いてみよう

カマキリの画像  バッタ、チョウ、トンボ…。春から秋にかけて野原を歩くと、たくさんの虫たちに出会います。じっと見ていれば、バッタがピョンピョン飛んでいったり、カマキリが自分のカマをなめて手入れするしぐさが見られるかもしれません。
 葉っぱをバッタが食べ、そのバッタをカマキリが食べ、さらにそのカマキリを小鳥が食べ、死んだ小鳥はオサムシなどに食べられ、土に返る…。虫たちを取りまく世界をしばらく観察していると、そんな生き物同士の命のつながりも、身近に見えてきます。
 葉っぱはたくさん見つかりますが、バッタは少し探さないと見つからないかもしれません。さらに、カマキリや小鳥は、もっと少ないでしょう。その小鳥を食べるワシやタカの仲間に至っては、めったに見つからないほどです。
 さまざまな生き物がすむ豊かな自然を守るには、それぞれの命を支えるためのえさが十分にある、広い面積の土地が守られていることが大切です。虫探しをしながら、少し視野を広げて、自然をいろいろな角度から見つめてみてくださいね。



●網で虫とり

網の画像チョウを持つ画像イナゴの画像オニヤンマの画像セミの画像


 草を食べる虫の口は、どんな形かな? 飛ぶ虫は、どんな羽の仕組みだろう?   こうしたことをじっくり観察するには、網で虫を捕まえてみるのも1つの方法です。
 網は横に振り、虫が入ったら逃げられないよう口をひねります。片方の手で網を抑え、もう一方の手でそっと虫を取り出しましょう。トンボやチョウは、羽が傷付かないよう指の間にはさんで持ちます。虫かごは、中に虫がつかまったり隠れたりできる草を入れて、涼しい日陰に置きましょう。虫が弱らないよう、あまりいじったりせず、そっと観察してあげてください。観察したら、逃がしてあげましょう。
 網で虫とり…というと、何かワクワクする感じですが、方法を間違えると、生き物を弱めてしまうこともあります。できれば、つかまえたりせずにそっと観察させてもらうのが、一番自然にやさしい方法です。



●かまくらちょう

 黒い大型のアゲハチョウは、昔から「かまくらちょう」と呼ばれてきました。鎌倉時代には、家紋にチョウの模様を使った武士もいます。死んだように動かないさなぎからチョウが出てくる様子を、人の魂に例えたのだろうといわれています。
 海に近く温暖な鎌倉には、クスノキなどミカン科の植物が多く生えており、その葉を幼虫が食べることから、アゲハチョウの仲間が多くいるようです。この辺りには、幼虫はその葉を食べて育ちます。

モンキアゲハの画像ジャコウアゲハの画像
モンキアゲハ       ジャコウアゲハ
アオスジアゲハの画像カラスアゲハの画像
アオスジアゲハ       カラスアゲハ


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