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磯でカニを探そう
●大潮の和賀江嶋に行ってみよう
潮が大きく引くと、普段は海の中にある磯が海上に姿を現します。たくさんの海の生き物とふれあえる、磯に出かけてみませんか。
鎌倉では、和賀江嶋(鎌倉駅からバスで飯島バス停乗車、徒歩2分)で磯遊びをすることができます。
丸石を積んでつくられた鎌倉時代の港の跡で、大潮の日の干潮のときだけ、海上に姿を現します。
●こんなものを持っていこう
帽子、日焼け止め、濡れてもよい運動靴(サンダルは脱げやすいので避けましょう)、飲み水、軍手、網、水槽やバケツ、時計、タオル、着替え、ビニール袋など(あれば図鑑や水の中を覗くメガネ、ピンセット、ルーペなども)。
●磯での注意
足元に気をつけて、滑って転ばないように十分注意してください。毒針を持つゴンズイ・ハオコゼや、クラゲなどには触らないようにしましょう。ハサミを持つカニや鋭いトゲをもつウニを触るときはケガをしないよう注意して。つばの広い帽子をかぶり、こまめに水を飲んで、日射病を防ぎましょう。波が高いときは、無理に海に近付かないでください。地震の後は、津波の危険があるので急いで高台へ。
背ビレや胸ビレに 背ビレや尻ビレに
毒のトゲがあるゴンズイ 毒のトゲがあるハオコゼ
カニに手を挟まれないでね ウニのトゲに注意
右:カツオノエボシ 左上:アンドンクラゲ 左下:アカクラゲ
刺されると危険!絶対触らないで!
●磯へ到着!さあ引き潮だ
満月や新月に当たる大潮の日は、潮の干満が大きくなります。潮時表(インターネットでも検索できます)や新聞などで確認し、大潮の日の引き潮に合わせて出かけましょう。関東地方では、1年のうちでも春の大潮の日に、特に大きく潮が引きます。干潮時刻の2時間前ごろに到着すると良いでしょう。
石のすき間でゴソゴソ動くヤドカリ、潮溜まりでサッと身を翻して泳いでいく小魚たち…。きれいなコバルトブルーの、ウミウシの姿が見られることもあります。変化に富む磯は、さまざまな生き物の命であふれています。じっと観察していると、カニが石についた海草をハサミでせっせと口に運ぶ様子が見られるかもしれません。生き物がそれぞれ、環境によって住み分けている様子も分かってくるでしょう。
観察が終わったら、生き物たちを見つけた場所に戻してあげましょう。岩の表・裏にすみ分けている生き物もいるので、動かした石も、元の位置に。
潮が満ちてきたら、沖に取り残されてしまう危険があるので、早めに岸に戻りましょう。
小さなイカ イトマキヒトデ
海と川を行き来するモクズガニ 貝殻を背負うヤドカリ
アオミウシ 驚くと引っ込むケヤリムシ
最後に、生き物を見つけた場所に返してあげよう
●A4判PDF資料
〜鎌倉の海に行くときの参考に
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